ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
-あらすじ-
物語は1926年、魔法動物学の研究書『幻の動物とその生息地』の調査を終えニューヨークに短期滞在していたニュート・スキャマンダーを描いている。ノー・マジのジェイコブ・コワルスキーがニュートの 魔法拡張スーツケースをうっかり壊したことにより多くの危険な魔法動物が街に逃げ出す。このことによりアメリカにおける魔法界と非魔法界の関係が脅かされる(このとき魔法族の根絶を訴え、「セカンド・セーレム」を求める熱狂的な過激組織新セーレム救世軍の存在によりすでに緊張状態にあった)。
-はじめに-
この映画を見ようと思ったきっかけは, まず第一に面白そうと思った事が大きいです. 恥ずかしながら私は『ハリー・ポッター』シリーズを『賢者の石』と『秘密の部屋』までしか見ていません. そのため、全く『ハリー・ポッター』の世界を知らないわけではないが, 知らないと言ってもいい程知識がありませんでした. しかし, ハリポタ好きの友人が必ず見に行きたいと言っていたため, それに合わせて見に行くことにしました. 幸いなことに『ハリー・ポッター』を詳しく知らなくても話は分かると聞いていたため, 言うほどの抵抗感はありませんでした.
-良い点-
・俳優の演技が恐ろしいほどに上手い. これは驚きました. 主人公のニュートはホグワーツ魔法魔術学校に在籍時, 浮いた少年だったと言われるのですが, その理由が痛いほどわかります(笑) 目線は合わせないし, 挙動も何かちょっと変. しかし, そこがニュートに引かれる良い点であると感じました. 勿論, ニュート以外のキャラもすごく演技が良いです. これは見てからのお楽しみ.
・魔法のCGが素晴らしい!もーたまりません. 浪漫. 素敵! 後, 魔法動物がかっこかわいい, おもしろい!!! 前半の魔法動物を追う件はもう圧巻です. このシーンを見るだけでも満足しちゃうレベル.
・ヒロインはあまり美人さんってわけではないのですが, ヒロインの妹が美人で可愛くってもう素敵. 可愛い. おい, でぶ! そこ変われ!ずるいぞ!!!
・ストーリーが分かりやすい. この点は『ハリー・ポッター』シリーズを見ていないとわけが分からなかったと鳴らなかったので、意外と助かりました. 友人曰く「ハリー・ポッター」好きのために小ネタが随所に散りばめられているそうな. うーん, 自分もそういう「おっ!」と感じたかった...
・世界観がよく伝わってくる! あぁ…いいなぁ.
-悪い点-
・私個人の感想ですが, 終盤の『ハリー・ポッター』が好きな人はあまりおもしろくないと感じるのでは?と思いました. 神秘的で新鮮さは素晴らしいのですが, 何というが, 悪役が地味と言うか, そこまでの迫力はありませんでした.
・敵役の設定が曖昧すぎて, うーん...って感じでした. 押しが弱いというか, 何と言うか...
-まとめ-
『ハリー・ポッター』シリーズを全く見ていなくても, 十分理解できるストーリーに, 魔法動物とのふれあいを通しての驚きと新鮮さは非常に好感が持てました.
物語全体が暗いというよりかは,明るい, なんというか内容は暗めですが, ニュートやその他のキャラが良いように中和してくれています. 気楽に見に行ける作品だと思います.
魔法のCGはここまで来たのか! と思わせるような可愛い, 格好良い魔法動物たちや攻撃魔法. 更に, 魔法都市. 見ていて惚れ惚れします. 素敵浪漫だなぁ.
しかし, 敵の押しが弱かった所がマイナス. 魔法動物じゃないんかーい!
そんなわけで評価は, 10点満点中9点です!